パンチイン/パンチアウト



図1. 録り直したいトラックを録音待機状態に設定する
レコーディング後の編集作業において不可欠な パンチイン/パンチアウトの方法について見ていこう。

ご存知のとおり、パンチイン/パンチアウトとは、すでに レコーディングしたクリップの中で、1部だけを録り直すという機能だ。

これはクリップそのものを修正するのではなく、新たなクリップを追加するという 形になるのだか、その手順を見ていこう。


図1.1 セレクタツール
セレクタツールというのが、上のボタンです。


まずは、録り直したいトラックを録音待機状態に設定する(図1.)。次に、 セレクタツール(図1.1)を 用いて、パンチイン/パンチアウトする部分を選択しよう(図2.)。

図2. セレクタツールを用いて、パンチイン/パンチアウトする部分を選択する
トラックで、対象箇所を 選択する際は、マウスを用いて、左クリック、左ボタンを押したままドラッグ(右に移動)、そしてボタンをリリースです。

この際、小節・拍単位で位置がわかるのであれば、トランスポートウィンドウ上の スタートとエンドを使って設定するのもひとつの手だ(図3.)。



図3. パンチイン/パンチアウトする場所が小節・拍単位でわかっていれば、 トランスポートウィンドウ上のスタートとエンドを使って設定してもよい
次にプリロール、ポストロールについても設定しよう。

これは、パンチイン/パンチアウトする前後にすでに録音されているものを再生 するためのものだ。これもトランスポートウィンドウ上のプリロール、ポストロール の設定部分で小節・拍単位で指定するとともに、プリロール、ポストロール、 という文字をクリックして点灯させておこう(図4. 図5.)。



図4. プリロールをクリックしてオンにし、パンチイン前に再生させる小節数を 設定する
図5. ポストロールもクリックしてオンにし、パンチアウト後に再生させる 小節数を設定する
これで準備は完了したので、トランスポートウィンドウで録音ボタンをクリックし、 続いて再生ボタンをクリックすると、プリロールで指定したところから再生が スタートし、その後パンチインされる(図 6. )。その後、録音が終了し、ポストロール分の 再生が終れば終了。ストップボタンを押して完了となる。



図6. 録音をスタートさせるとプリロールで指定したところから再生がスタートし、 その後パンチイン/パンチアウトが実行される

上の図6. において、
パンチインアウトが赤い矢印
プリロールポストロールが黄色い旗です。


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